ア ク セ ン ト



 【ねらい】
  1 日本語のアクセントの基本になる言葉を、できるだけたくさ
   んおぼえる。
  2 ひとのアクセントをそのまままねることができ、アクセントの
   記号を見て、その通りに発音する事が出来るようになる。

 【準備練習】
  1 アクセント
   イ 次の天気予報を正しいアクセントで言えるようにし、アクセントの記
    号の付け方を覚える。この時、よくわからなかったら、テレビ、ラジオ
    を聞いて確かめるようにする。これらの言葉は、大体いつの天気予報
    で聞ける言葉が多い。
    ○今晩は西の風、曇りですが、ところによっては、一時小雨がふりま
      しょう。
     ○明日は南の風、朝のうちは晴れですが、午後は雲が出ましょう。

ことば
辞 典 式
文 章 式
アクセントの型

西



    
ニ シ
   
トコロ
   
カ ゼ
.。 。
西(の)
.。。

.。
平 板 型

今 晩

午 後

¬
コンバン
¬
ゴ ゴ
¬
ク モ
,。 。。
今  晩
,   。 
午  後
,。
頭 高 型

一時

降りましょう

出ましょう
 ¬
イチジ
 ――¬
フリマショウ
 ―‐¬
デマショウ
。, 。
一 時
。 ,,, 。
降りましょう
。,,  。
出ましょう
中 高 型

あす

晴れ
  ¬
ア ス
  ¬
ハ レ
。 , 。
あす(は)
。 , 。 。。
晴れ(ですが)
尾 高 型


    ロ 次の言葉を、アクセントの記号通りに読んでみる。
       ¬             ―     ¬
     ○タ ケ (武(人名)) タ ケ(竹)タ ケ(丈)

      ¬            ― ¬         ¬
     ○ヒ ガ シ(東(人名)  ヒ ガ シ(東)  ヒ ガ シ(干菓子)

    ハ 次の全文を、アクセントの記号通りに読む。
       。  ,。 。 。  。 .。 。 。 , 。  。  ,  。
     ○お 武 さ ん の 竹 は 丈 が な が い。

       ,。。 。 。  。  。,, 。 。  。  ,  。  。  ,    。  。     , ,
     ○東 さ ん が 東 か ら 干 菓 子 を 持 っ て や っ て き 
       ,  。
      ま す。

   ☆ 記 号
     ― アクセントの高く発音する部分をあらわす。
     ¬ 同じく高く発音する部分をあらわすが,同時に,次が低く発音される
       ことをも示す。
       (以上二つは,アクセント辞典などに用いられる方法で,この場合,
        特にその記号がつかない語は,平板型である。)
     ,。. ともにアクセントをあらわすための記号。
     , 高く発音される音を示す。(上)
     。 中ほどの高さを示す。(中)
     . 低く出る平板の語の最初を示す。(下)
       (このアクセント記号は,田代晃二氏が用いられている方法である。)


 


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