口のかたちと動かし方



 【ねらい】
  1 正しい発音を,はっきり美しく出すことができるようになる。
  2 鼻濁音や,無声化した母音が,うまく発音できるようになる。

 【準備練習】
  1 口の体操
   イ つぎの表を大きな声で何回も読む。
     太字のところに高くアクセントをつけるとよい。

エイウエ
ケキクケ
セシスセ
テチツテ
ネニヌネ
ヘヒフヘ
メミムメ
エイユエ
レリルレ
エヰウエ


     ・ワ行は,くちびるを丸くすぼめてウァウェウィウウェウォウァウォ
     のようにいう。
     ・初めはゆっくりと大きく口を動かして読む。
     ・つぎにだんだんとはやくする。
     ・自分の読みにくい行は,特によく練習する。

  2 鼻濁音(鼻にかかったやわらかい濁音)
   イ つぎの濁音を読みわける。

 ガゲギグゲゴガゴ   カ°ケ°キ°ク°ケ°コ°カ°コ° 

   ロ つぎのことばを,▲のしるしに気をつけて読む。
    ○ 音楽の学校 (オンカ°クノガッコウ)
       ▲         ▲
    ○ 銀行の鍵 (ギンコウノカキ°)
           ▲         ▲
    ○ 軍隊の道具 (グンタイノドウク°)
            ▲          ▲
    ○ 下駄で逃げる (ゲタデニケ°ル)
            ▲        ▲
    ○ タマゴの御馳走 (タマコ°ノゴチソウ)
         ▲         ▲

  3 母音の無声化 (短く切っりつまって歯切れのよい音)
   イ 次の△のついている「キ,ク,ス」とついていない「キクス」
    のちがいに注意して読む。
    ○ 菊の花の茎を切りました。
      △     △     △△
    ○ すしはすいのできらいですが,すき焼きは好きです。
      △                 △     △   △
   ロ 次の△のついている音の母音を,無声化して読む。
    ○ かしこまりました。
       △     △△
    ○ くふうするよう申しつけます。
      △        △△   △
    ○ およろこびのごようす,心から祝福申し上げます。
                  △ △  △△       △
  


     ホームページへ